一般質問の質問内容を記載します
今回は、これからの農政についてと、特別支援学校について、質問いたします
まずは農政についてです
わが町箕輪の萱野高原から上伊那を一望できます。
東西のアルプスに囲まれた 上伊那の地は 春から夏秋 青々と 水田、畜産に使用される牧草で覆いつくされます。
恵まれた地形により 牧草の成長は良好であり 日本一の飼料とききました
この牧草地の多くは 地元畜産農家、またに専業生産者よる
自給飼料のための牧草地であります。
先日、若い畜産農家の方とお話をいたしました。
後継者問題、燃料高騰、そして飼料高騰により 経営基盤が揺らぎ、不安ばかりの業界ではあるが 自分がつくる自給飼料でできた
この豊かな緑、郷土のために残すのも使命と思い 畜産を続けていきたい と語りました。
1件でもこの畜産農家がきえてしまうと この郷土の緑に大きな穴が空いてしまうのだな、自給飼料のためのこの牧草地は この郷土の自然に大きな恩恵をもたらしているのだ と痛感するものです。
今回も多くの質問に農家の嘆きが語られています。
今後の国、県、関連団体による支援が施され 苦しい中で繋ぎとなることと信じ、
高騰対策支援後の課題について と、
先のように希望を語る若者を育成する農業大学校について
合わせて3件を 小林 農政部長に 質問いたします。
1つめ、
先を見据えた持続可能な農業を行っていくためには、温暖化対策や脱炭素対策など、社会の流れに適応した農業の形を模索していく必要があると考えます。
本県の農業分野における温暖化対策、脱炭素対策として、どのような取り組みを行っているのか伺います。
2つめ、
他県においても農業大学校がある中で、本県の農業大学校が生徒に選ばれるためには、特色のあるカリキュラム等が必要と考えますが、本県の農業大学校の現状と育成方針について伺います。
3つめ、
持続可能な農業のためには、いわゆる「スマート農業」などを積極的に取り入れていくことが重要と考えますが、本県の農業大学校においては、こうした取り組みに触れ、学ぶ機会があるのか伺います。
次に 特別支援学校についてです
今月10日、上伊那には10数年振りか という大雪が降りました。
この日は、日頃よりお手伝いをしている 子ども食堂の開催があり、積り続ける雪に、手を止めることができず、一日中 雪かきに翻弄いたしました。
週あけた月曜日、いまだ掻き切れない雪が覆う、伊那の養護学校に伺いました。
ほどなくして、下校時刻となり、教室から 児童・生徒ひとりに
一人の先生が付き添い、スクールバスに乗り込みます。
雪で覆われた送迎用の駐車場では、放課後支援施設に向かう子どもたちが、施設担当の車に慣れた様子で乗り込みます。一台二台、、八台、九台。保護者自らの迎えもあり、こちらの駐車場はいっぱいです。
スクールバスは3台。2台のバスには専任の添乗員がつきます。
1台は教員が交代で付き添うのだそうです。
内堀教育長に 質問いたします。
特別支援学校に通う児童生徒が増加傾向にあります。スクールバスの増便や路線拡大を進め、生徒の利便性を高める必要があると考えますが、いかがですか。
また、朝夕の送迎時における添乗業務は、教員にとって大きな負担となっているため、負担軽減のため、添乗業務の外部委託をさらに進めるべきと考えますが、お聞かせください。
つぎに、
特別支援学校 高等部生 の就労支援についてであります。
本年度 伊那養護学校の生徒を対象に行われた 特別支援学校技能検定大会 サービス部門 を拝見いたしました。
実際の喫茶ルームを使用し、検査官の目、取材のカメラ、独特の静けさの中 検定が行われます。
「検定終了、お疲れさまでした」と声がかけられると 緊張の解放から涙する生徒たちでありましたが、「自分は今後ホテルマンになりたい」と語ってくれました。
この特別支援学校技能検定大会については、生徒の職業技能の向上を図るだけでなく、企業への就職につながる重要な取り組みであります。特に企業等に対して、本大会の認知度向上を図る取り組みを進める必要があると考えますが、
見解を伺いたします。
また技能検定大会の成果は、実際に生徒の就職につながっていると考えます。
卒業生の進路の状況について伺いたします。
特別支援学校の生徒の就職のためには、学校と保護者間の円滑なコミュニケーションが必要です。特別支援学校には外国籍の生徒も在籍しており、必要な情報を提供し、生徒の希望が実現する就職となるよう、外国籍の保護者向けに通訳の配置が必要と考えますが、
現状と今後の取り組みについて伺いたします。
特別支援学校の生徒の就労支援のために5名の就労コーディネーターが採用されています。この少ない人数で専門性を求められる業務に携わっていただいておられますが、
現状と今後の取り組みについて伺いいたします
最後に、
次年度の予算概要にもある『特別支援学校の 外部専門家 活用事業』についてであります。
継続実施されている事業で『一流の芸術家やスポーツ選手を招聘して学びの充実を図るもの』とあり、生徒にとっても貴重な経験になるものと考えます。
現状と成果について伺いいたします。
以上、よろしくお願いいたします